はじめての賃貸計画
数々のメリットがある賃貸併用住宅ですが、一戸建マイホームよりも気を配るところが多岐にわたってあります。
一般的に一戸建マイホームを購入するときには、不動産業者に行き土地を見繕ってもらい、住宅メーカーや工務店と間取りなどプランを決めて建築することになります。建売戸建住宅やマンションであれば、もっと簡単に購入することができます。
金融機関も業者さんから紹介してもらったところでローン審査を受けるだけでよく、基本的には業者さんのお膳立て通りにしていれば、無事にマイホームを手に入れることができます。
しかし、賃貸併用住宅の場合は、アパートを建てることであり、たとえ自宅兼用であったとしても事業です。「経営」を考えなければいけません。そのために地域の賃貸市況の需給関係を把握してプランニングをしていく必要があります。
そしてプランニングの中でふさわしい土地選びであったり、賃貸併用住宅に強い経験豊富な工務店選びをしなくてはいけません。
賃貸併用住宅の計画で必要なこと
- アパート経営としての立地や家賃の市場分析
- 土地を知る
- 工務店選び
- 金融機関・ローン選び
- 完成後のアパート部分の管理会社の選定
賃貸経営を行う上でもっとも重要なポイントは立地です。そしてその立地がどのような賃貸に向いているのかを市場分析し、家賃の設定をいくらぐらいにするのか相場を調査することが必要です。
自宅と併用の賃貸経営というと、マンションを建てて屋上のペントハウスをオーナーが所有する、またはタウンハウスのようなイメージで自宅の横に同じ間取りの部屋がもうひとつある、そんなイメージを持たれているかもしれません。
今注目されているのは、マイホームを一回り大きくした形の賃貸併用住宅です。たとえば自宅部分が80㎡、賃貸部分も同じ80㎡で単身者向け世帯がそれそれ20㎡4戸、という間取りです。
立地や家賃の市場分析、その土地に適した自宅部分と賃貸部分の割合の設定、賃貸部分の間取り。これらのことを一緒に学びながら経験のある工務店もご紹介できるのがちょほーむ倶楽部です。
賃貸計画の流れ
▼調査・計画
- アパート経営としての立地特性を調査
- その土地周辺の家賃相場など市場調査
- 学生向け・ファミリー向けなど賃貸需要を調査
- 賃貸経営収支シミュレーション
- 資金計画および税金対策
▼※参考:実行
- 資金計画に基づいたローンなど資金調達
- 建築計画
- 土地および建物契約
- 建築工事
▼※参考:運営
- 賃貸経営開始
- 入居者募集
- 入退居などの賃貸管理
- 建物維持管理
- 賃貸経営管理
